英会話勉強

英語で自分の意見を言えるようになる「理由づけ」練習|「I think…」のあとが続く英会話トレーニング

「英語で自分の意見を聞かれると、急に何も言えなくなる」

「Yes / Noまでは答えられるけれど、その理由を説明できない」

「I think…と言ったあとに、言葉が続かない」

英語を勉強していると、このような場面に出会うことがあります。

例えば、

Do you think working from home is better?
「在宅勤務の方がいいと思いますか?」

と聞かれたとします。

そこで、

Yes, I do.

と答えることはできる。

しかし、

Why?

「なぜ?」

と聞かれた瞬間に止まってしまう。

そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。

英語で自分の意見を伝えるためには、難しい単語をたくさん知っていることだけでなく、

「自分はなぜそう思うのか」を言葉にする力

も重要です。

そこで今回紹介したいのが、

「理由づけ」練習

です。

例えば、

I like working from home.

だけで終わらず、

I like working from home because I don’t have to commute.

と理由を追加する。

さらに、

I can use that time for other things.

と具体的な情報を足す。

これだけでも、自分の意見をかなりしっかり伝えられます。

今回は、英語で自分の意見を言えるようになるための「理由づけ」トレーニングについて、初心者でも実践できる方法を詳しく紹介します。


1. 英語で意見が言えないのは「英語力」だけが原因ではない

英語で意見を求められて答えられないと、

「もっと英単語を覚えないと」

「文法力が足りない」

と思ってしまいがちです。

しかし、少し考えてみましょう。

例えば日本語で、

「在宅勤務と出社、どちらがいいですか?」

と聞かれたとします。

「在宅勤務です」

まではすぐ答えられても、

「なぜですか?」

と聞かれると、

「えーっと……通勤しなくていいし……時間も使いやすいし……」

と少し考えることがあります。

つまり、

理由を説明すること自体に「言語化する力」が必要

なのです。

英語の場合は、

「何を言うか考える」

ことに加えて、

「それを英語にする」

という作業も必要になります。

だから難しく感じます。

まずは、

英語を考える前に、自分の意見と理由を整理する

ことが大切です。


2. 「意見+理由」の2文から始める

英語で意見を言うと聞くと、長いスピーチを想像するかもしれません。

しかし最初は、

意見+理由

だけで十分です。

例えば、

I like summer.

「夏が好きです」

ここに理由を追加します。

I like summer because I love the beach.

これだけです。

別の例なら、

I prefer working in the morning because I can focus better.

「朝に仕事をする方が好きです。集中しやすいからです」

難しい英文ではありません。

それでも、

「自分はどう思うのか」

「なぜそう思うのか」

の両方が伝わっています。

英語初心者は、まず、

意見 → 理由

という2ステップを習慣にしてみましょう。


3. 「because」を使えば理由は簡単に追加できる

理由を説明するときに最も使いやすいのが、

because

です。

例えば、

I like this cafe because it’s quiet.

I study English because I want to travel.

I exercise because it makes me feel good.

I like online shopping because it’s convenient.

基本的には、

自分の意見+because+理由

という形を作ればいいので、初心者でも使いやすい表現です。

まずは難しい接続詞をたくさん覚える必要はありません。

becauseを使って理由を一つ追加する。

ここから始めてみましょう。


4. becauseを使わず「2文」に分けてもいい

ただし、

「becauseを使って長い英文を作らないといけない」

と思う必要はありません。

例えば、

I like working from home because I don’t have to commute.

がすぐに出てこなければ、

I like working from home.

I don’t have to commute.

でも構いません。

さらに、

It’s convenient.

と追加してもいいでしょう。

重要なのは、

文法的に複雑な一文を作ることではなく、理由を相手に伝えること

です。

会話では、

短い文章を分けて話す

という選択肢を持っておきましょう。


5. 「なぜ?」を自分に質問する

理由づけを鍛える非常にシンプルな方法があります。

何か意見を言ったら、

「なぜ?」

と自分自身に質問することです。

例えば、

I like coffee.

と言ったら、

Why?

と考える。

↓

Because it helps me relax.

さらに、

Why?

↓

Because I usually drink it when I take a break.

このように、自分の発言に対して「なぜ?」を追加すると、話を深掘りできます。

日本語でも構いません。

「コーヒーが好き」

↓

なぜ?

↓

「リラックスできるから」

↓

なぜリラックスできる?

↓

「仕事の休憩中によく飲むから」

このように理由を整理してから英語にすると、話しやすくなります。


6. 「好き・嫌い」から理由づけを始める

理由づけ練習で最初におすすめなのが、

好き・嫌い

です。

自分の好みなら答えを考えやすいからです。

例えば、

I like winter.

↓

Why?

↓

Because I like cold weather.


I don’t like crowded places.

↓

Why?

↓

Because I can’t relax.


I like studying in the morning.

↓

Why?

↓

Because I can concentrate better.

まずは自分の好きなものを10個考えて、それぞれ理由を一つ追加してみましょう。


7. 「どちらが好き?」で練習する

次におすすめなのが、

AとBのどちらが好きか

を選ぶ練習です。

例えば、

Coffee or tea?

↓

I prefer coffee because I drink it every morning.


Summer or winter?

↓

I prefer winter because I don’t like hot weather.


Working from home or working at the office?

↓

I prefer working from home because I can save time.


Books or movies?

↓

I prefer movies because they’re easier to enjoy after work.

二択にすると、ゼロから意見を考えるより答えやすくなります。


8. 「どっちでもいい」を禁止してみる

理由づけ練習では、

あえてどちらかを選ぶ

ことも大切です。

例えば、

「犬と猫、どちらが好き?」

と聞かれて、

「どっちでもいい」

と答えると練習が終わってしまいます。

そこで、実際には大きなこだわりがなくても、

練習としてどちらかを選ぶ

ようにします。

例えば、

I prefer dogs because they’re friendly.

と答える。

ここで重要なのは、その意見が人生における絶対的な信念である必要はないということです。

目的は、

意見を決める → 理由を考える → 英語で説明する

という流れを練習することです。


9. 理由は「すごい理由」でなくていい

英語で意見を言おうとすると、

「ちゃんとした理由を言わないと」

と思ってしまうことがあります。

しかし日常会話なら、理由はシンプルで構いません。

例えば、

I like this restaurant because the food is good.

これで十分です。

ほかにも、

because it’s cheap.

because it’s close to my house.

because it’s easy.

because it’s fun.

because it’s convenient.

because it’s relaxing.

など。

理由の内容よりも、

「自分の意見のあとに理由をつける習慣」

を作ることを優先しましょう。


10. 便利な理由をストックしておく

理由づけが苦手な人は、

よく使う理由をいくつか覚えておく

のもおすすめです。

例えば、

便利だから

Because it’s convenient.

簡単だから

Because it’s easy.

楽しいから

Because it’s fun.

時間を節約できるから

Because it saves time.

お金を節約できるから

Because it saves money.

リラックスできるから

Because it helps me relax.

集中しやすいから

Because I can focus better.

新しいことを学べるから

Because I can learn new things.

健康にいいから

Because it’s good for my health.

家族や友達と楽しめるから

Because I can enjoy it with my family and friends.

こうした表現は、さまざまな話題で使い回せます。


11. 「理由+具体例」まで追加する

理由が言えるようになったら、次は、

具体例

を追加します。

例えば、

I like working from home.

↓

I like working from home because I can save time.

↓

For example, I don’t have to spend an hour commuting.

これで、

意見 → 理由 → 具体例

という流れになります。

別の例なら、

I think learning English is important.

Because we can communicate with more people.

For example, we can talk with people when we travel abroad.

難しい英語を使わなくても、自分の意見をしっかり説明できています。


12. 「結論→理由→具体例」の型を覚える

英語で自分の意見を説明するときに非常に便利なのが、

結論 → 理由 → 具体例

です。

例えば、

「朝に勉強する方がいいと思いますか?」

という質問。

結論

I think studying in the morning is better.

理由

I can focus better in the morning.

具体例

For example, I usually study English before work.

これだけで3文です。

一文一文は短いですが、かなりしっかりした回答になります。

「長く話さないと意見を説明できない」

わけではありません。

短文を順番に並べればいい

のです。


13. 「自分の経験」を理由にすると話しやすい

理由が思いつかない場合は、

自分の経験

を使う方法があります。

例えば、

I think traveling alone is a good experience.

「一人旅は良い経験だと思います」

理由:

You can do what you want.

さらに自分の経験:

I traveled alone last year, and I really enjoyed it.

このように、自分が実際に経験したことなら話しやすくなります。

ほかにも、

I think exercising in the morning is good.

I started doing it last month.

I feel better during the day.

など。

自分の経験は、自分しか持っていないため、

英会話の話題としても非常に使いやすい材料

です。


14. 「メリット」を一つ考える

理由が出てこない場合は、

「何がいいの?」

と考えてみましょう。

例えば、

「オンラインショッピングが好き」

↓

何がいい?

↓

「時間を節約できる」

↓

It saves time.

「英語を勉強することは大切」

↓

何がいい?

↓

「海外の人と話せる」

↓

We can talk with people from other countries.

「運動した方がいい」

↓

何がいい?

↓

「健康にいい」

↓

It’s good for your health.

つまり、

メリット=理由

として使えることがあります。


15. 反対に「デメリット」を考える

「好きな理由」だけでなく、

嫌いな理由

も良い練習になります。

例えば、

I don’t like shopping on weekends.

↓

Why?

↓

Because stores are crowded.


I don’t like working late.

↓

Why?

↓

Because I don’t have enough time to relax.


I don’t like long meetings.

↓

Why?

↓

Because it’s difficult to stay focused.

「何が困るのか?」

「何が嫌なのか?」

を考えると理由を作りやすくなります。


16. 「I think」を使って意見を言う

自分の意見を伝える基本表現として、

I think ~

があります。

例えば、

I think English is important.

I think this movie is interesting.

I think working from home is convenient.

さらに理由を追加します。

I think English is important because we can communicate with more people.

または短く分けて、

I think English is important.

We can communicate with more people.

でも構いません。

まず、

I think…

で自分の考えを出す。

そのあと、

Why?

と自分に問いかける。

この流れを習慣にすると練習しやすくなります。


17. 「I think」以外の表現も少しずつ増やす

慣れてきたら、自分の意見を表すフレーズを増やしてみましょう。

例えば、

I think…
「〜だと思います」

I prefer…
「〜の方が好きです」

I like…
「〜が好きです」

I don’t think…
「〜だとは思いません」

For me,…
「私にとっては〜」

In my opinion,…
「私の意見では〜」

ただし、最初からすべて覚える必要はありません。

まずは、

I think…

I like…

I prefer…

くらいから始めれば十分です。


18. 理由を2つ言う練習に進む

一つの理由が自然に出るようになったら、

理由を2つ

考えてみましょう。

例えば、

I like working from home.

理由①

I can save time.

理由②

I can focus better.

つなげるなら、

I like working from home for two reasons.

First, I can save time.

Second, I can focus better.

これだけでも、かなり論理的に聞こえます。

英語力だけでなく、

考えを整理して話す練習

にもなります。


19. 反対意見も一度考えてみる

さらにレベルアップしたい場合は、

自分とは反対の意見

についても理由を考えてみましょう。

例えば、

「在宅勤務が好き」

という人なら、

自分:

I prefer working from home because I can save time.

反対側:

Some people prefer working at the office because it’s easier to communicate with coworkers.

この練習をすると、一つのテーマを複数の角度から考えられるようになります。

英語でディスカッションするときにも役立ちます。


20. 日常の小さな選択を全部「理由づけ」する

理由づけ練習の題材は、難しい社会問題である必要はありません。

むしろ最初は、

日常生活の小さな選択

がおすすめです。

例えば、

「朝食はパンとご飯どっち?」

「コーヒーと紅茶どっち?」

「旅行は海と山どっち?」

「映画館と家で映画、どっち?」

「犬と猫どっち?」

「夏と冬どっち?」

「現金とキャッシュレスどっち?」

「紙の本と電子書籍どっち?」

こうした質問なら、自分の意見を考えやすいでしょう。

毎日一つ選んで、

I prefer A because…

と答えるだけでも練習になります。


21. 「30秒で意見を話す」練習

理由づけに慣れてきたら、

一つのテーマについて30秒話す

練習をしてみましょう。

例えば、

Do you think studying English every day is important?

というテーマ。

最初に結論。

Yes, I think it’s important.

理由。

Because studying every day helps us remember English.

具体例。

For example, I study English for ten minutes every morning.

自分の経験。

It’s easier for me than studying for two hours once a week.

これだけで30秒程度話せます。

ポイントは、

難しい英語を使おうとしないこと

です。

短い文章を順番に並べましょう。


22. 独り言トレーニングと組み合わせる

理由づけ練習は、独り言英語との相性も非常に良いです。

例えば朝、

I want some coffee.

と言ったら、

Why?

↓

Because I’m still sleepy.

仕事中に、

I need a break.

↓

Why?

↓

Because I’ve been working for three hours.

夜に、

I want to go to bed early.

↓

Why?

↓

Because I’m tired today.

普段の独り言に、

「なぜ?」を一つ追加する

だけです。

これなら新しい勉強時間を作らなくても練習できます。


23. ChatGPTで理由づけトレーニングをする

一人で練習する場合は、ChatGPTを使う方法もあります。

例えば、

「英会話初心者向けに、AとBのどちらが好きかを選ぶ質問を1問ずつ出してください。私が英語で答えたら、必ずWhy?と聞いてください。そのあと英文を自然な英語に修正してください。」

と指示します。

例えば、

ChatGPT:

Do you prefer coffee or tea?

自分:

I prefer coffee.

ChatGPT:

Why?

自分:

Because I drink coffee every morning and it helps me wake up.

という形です。

さらに慣れてきたら、

「理由を2つ言う」

「具体例まで追加する」

「反対意見も考える」

と条件を追加できます。

ChatGPTに答えを作ってもらうだけではなく、

まず自分で理由を考える

ことがポイントです。


24. 1日5分の「理由づけ」ルーティン

毎日できる練習方法を紹介します。

1分目:今日のテーマを決める

例えば、

Coffee or tea?

2分目:結論を言う

I prefer coffee.

3分目:理由を一つ言う

Because I drink it every morning.

4分目:具体例を追加する

I usually drink coffee before I start work.

5分目:別の理由を考える

It also helps me relax.

たった5分です。

テーマを変えながら毎日続ければ、

自分の意見+理由

を英語で組み立てる練習量を増やせます。


25. 「正解の理由」を探さない

理由づけ練習で意外と大切なのが、

正しい意見を言おうとしないこと

です。

例えば、

「朝型と夜型、どちらがいい?」

という質問。

正解を調べる必要はありません。

自分が、

I prefer mornings because I can focus better.

と思うなら、それで構いません。

別の人なら、

I prefer nights because it’s quiet.

でもいい。

英会話の練習で大切なのは、

自分の考えを、自分が使える英語で説明すること

です。

「正しいことを言わないと」

と考えすぎると、英語が出にくくなります。


26. 完璧な理由より「すぐ言える理由」

理由を説明するときも、

難しい表現を作ろうとしないことが大切です。

例えば、

「公共交通機関を利用した方が環境負荷の軽減につながるため」

と言いたくても難しいなら、

I think trains are better.

They are better for the environment.

くらいから始めても構いません。

自分の日本語を100%再現することより、

今持っている英語で理由を説明する

ことを優先します。

英会話では、

30秒かけて完璧な英文を作るより、

短くても自分の考えをすぐ伝えられること

が役立つ場面があります。


27. 理由づけができると「もう一言」が自然に増える

理由づけの習慣がつくと、英会話で話す量も自然に増えます。

以前なら、

I like traveling.

で終わっていたところを、

I like traveling because I can see new places.

と言える。

さらに、

I also like trying local food.

と続けられる。

すると相手も、

Where did you go recently?

などと質問しやすくなります。

つまり理由づけは、

自分の意見を説明する力

だけでなく、

会話を続ける力

にもつながります。


28. 理由づけは「英語」だけでなく「考える力」の練習

理由づけトレーニングを続けていると、

英語だけではなく、

自分の考えを整理する習慣

も身についてきます。

「私はこう思う」

↓

「なぜ?」

↓

「理由はこれ」

↓

「例えば?」

↓

「こういう経験がある」

という流れです。

これは、

英会話。

プレゼン。

仕事での説明。

面接。

ディスカッション。

など、さまざまな場面で使える考え方です。

英語で意見を言う練習とは、

単に英文を作る練習ではなく、

自分の考えを言葉にするトレーニング

でもあるのです。


まとめ|「意見+理由」をセットにすると英語はもっと話せる

英語で自分の意見を聞かれたとき、

言葉が止まってしまう原因は、英語力だけとは限りません。

「なぜそう思うのか」を言葉にする習慣がない

ことも原因の一つです。

そこで、まずは簡単な質問から、

意見+理由

をセットで答える練習をしてみましょう。

例えば、

I like coffee.

で終わらず、

I like coffee because it helps me relax.

と言う。

さらに、

I drink it every morning.

と具体例を追加する。

基本の流れは、

結論 → 理由 → 具体例

です。

最初から難しいテーマに挑戦する必要はありません。

コーヒーか紅茶か。

夏か冬か。

犬か猫か。

映画館か自宅か。

朝型か夜型か。

そんな身近なテーマで十分です。

そして、自分の答えに、

Why?

と問いかけてみてください。

理由が言えるようになったら、

For example…

でもう一文追加します。

最初は一つの理由。

慣れたら二つ。

さらに具体例。

そして自分の経験。

このように少しずつ広げていけば、

英語で話せる内容は増えていきます。

英語で自分の意見を言える人は、難しい単語をたくさん知っている人だけではありません。

「私はこう思う。なぜならこうだから」と、自分の考えを整理して伝えられる人

でもあります。

今日から英語で何か一つ意見を言ったら、

そのあとに、

「Why?」

と自分自身に質問してみてください。

その小さな「理由づけ」の習慣が、

Yes / Noで終わる英会話から、自分の考えを伝えられる英会話へ

変わっていくきっかけになるはずです。