英会話勉強

英語で自分の意見を言えるようになる「理由づけ」練習|一文のあとに理由を添える方法

「どちらが好きですか?」と聞かれれば、短く答えられる。
でも、「どうして?」と聞かれたとたんに言葉が止まる。

そんなときは、答えのあとに理由を一つ添える練習をしてみましょう。

大きな社会問題について、立派な意見を話す必要はありません。
いつも選ぶ昼食、好きな場所、休日の過ごし方。自分の小さな選択が練習の題材になります。

例えば、好きな公園について、こんなふうに話せます。

I like this park.

この公園が好きです。

It’s close to my apartment.

自分のアパートから近いんです。

難しい言葉を使わなくても、「好き」と「その理由」が伝わりました。

この記事では、「意見+理由」の短い2文から始め、
具体例を加える方法、言葉が出ないときの整理の仕方、1日5分の練習メニューまで紹介します。

意見が続かないときは、「何を言うか」と「どう言うか」を分ける

英語で意見が言えないと、「単語が足りないのかな」と感じるかもしれません。

実際に、語句や文法を知らないために止まることもあります。
一方で、「自分はなぜそう思うのか」が、まだ決まっていない場合もあります。

例えば、「朝に勉強するのと、夜に勉強するのは、どちらが好き?」と聞かれた場面を考えてみてください。

夜が好きだとして、その理由は何でしょうか。

仕事が終わっているから。家が静かだから。その時間しか空いていないから。

理由は人によって違います。英語を作る前に、自分に当てはまるものを一つ選んでみましょう。

「何を言いたいか」が決まったら、その内容を知っている英語で表します。
日本語で短くメモしてからでも構いません。

最初は「意見+理由」の2文で話してみよう

理由づけの練習では、最初から長い一文を作らなくても大丈夫です。

例えば、夜に勉強するのが好きなら、こう言えます。

I like studying at night.

夜に勉強するのが好きです。

My room is quiet then.

その時間は部屋が静かなんです。

これで、一つの好みと、それを選ぶ理由が伝わります。

別の場面でも試してみましょう。

I prefer a small bag.

小さいバッグの方が好きです。

It’s easy to carry.

持ち運びやすいからです。

I preferは、何かと比べて「〜の方が好き」「〜を好む」と言いたいときに使えます。
ここではバッグの大きさを選ぶ場面です。

練習の最初の目標は、短い答えのあとに、その答えにつながる理由を一つ言うことです。

becauseでつなぐと、「なぜ」がはっきり伝わる

2文で言えたら、becauseを使ってつないでみましょう。
becauseは「〜なので」「〜だから」と、理由を示す言葉です。

I prefer a small bag because it’s easy to carry.

持ち運びやすいので、小さいバッグの方が好きです。

becauseのあとには、it’s easy to carryのように、主語と動詞を含むまとまりを続けます。

もう一つ、身近な例です。

I use this notebook because it fits in my bag.

バッグに入るので、このノートを使っています。

ここでのnotebookは、紙のノートのことです。
fits in my bagで「自分のバッグに入る」と伝えています。

becauseとbecause ofでは、後ろに続く形が違います。
Cambridgeの文法解説では、becauseは節、because ofは名詞や名詞句の前で使うと説明されています。
まずは、becauseのあとに短い文を置く形で練習しましょう。
Cambridge:becauseとbecause ofの使い方

「どうして?」への答えなら、Becauseから始めてもいい

Why do you use this notebook?

どうしてこのノートを使っているんですか?

Because it fits in my bag.

バッグに入るからです。

このような会話では、Becauseから理由だけを答えられます。
Cambridgeも、会話やくだけた文章ではbecauseで始まる節だけを使えることを説明しています。
一方、正式な文章では主節とつないだ文にするのが基本です。
Cambridge:becauseの用法

会話で答える練習と、作文の文を完成させる練習を、場面に合わせて使い分けましょう。

理由が浮かばないときは、三つの質問をする

「なぜ?」だけでは、何を考えればいいか分からないこともあります。
そんなときは、次の三つから考えやすい質問を選びます。

1. どんな点が、自分に合っている?

近い、軽い、静か、使いやすい。具体的な特徴から考えます。

I like this library because it’s quiet.

静かなので、この図書館が好きです。

2. 何ができるようになる?

自分の行動につながる理由を探します。

I like taking the train because I can read on the way.

移動中に本を読めるので、電車に乗るのが好きです。

3. 何が楽になる?

運びやすくなる、探しやすくなる、準備が早く終わる。日常の小さな変化を考えます。

I keep my keys here because I can find them easily.

簡単に見つけられるので、鍵はここに置いています。

三つすべてに答える必要はありません。自分の答えにつながる理由を一つ見つければ十分です。

なお、この三つは練習を進めるための問いかけです。理由の考え方をすべて分類するものではありません。

「いつもそうしている」と「だから選ぶ」は少し違う

理由を考えるときは、習慣を言うだけになっていないか確かめてみましょう。

例えば、昼食にスープを選ぶ人が、こう言ったとします。

I often have soup for lunch.

昼食にはよくスープを食べます。

これで普段の行動は伝わります。
でも、相手が「どうしてスープを選ぶの?」と知りたいなら、もう少し情報が欲しいかもしれません。

I choose soup because it’s quick to prepare.

すぐに用意できるので、スープを選びます。

こちらでは、選ぶ理由が具体的になりました。

習慣を理由にしてはいけないわけではありません。
「昔から親しみがあるから」という気持ちを伝えたい場面もあります。
大切なのは、自分の言いたい理由が相手に伝わるかどうかです。

慣れたら、「具体例」を一つ足してみよう

理由が言えたら、その理由が分かる出来事を一つ加えてみます。

例えば、手書きのメモについて話す場面です。

I like writing things down.

物事を書き留めるのが好きです。

It helps me remember them.

書くと、それらを覚える助けになります。

For example, I write a shopping list before I go out.

例えば、出かける前に買い物リストを書きます。

「好き→覚える助けになる→買い物リストを書く」という順番です。
具体例があると、自分がどんなことを言っているのか、相手がイメージしやすくなります。

For exampleは「例えば」です。
ただし、すべての会話で、必ずこの言葉を付ける必要はありません。
出来事をそのまま短く続けても話せます。

ここでの「意見→理由→具体例」は、説明の練習に使える順番の一つです。
どんな英語の会話でもこの順序で話さなければならない、という決まりではありません。

相手と違う意見でも、自分の理由を短く伝える

理由づけは、自分と相手の好みが違う場面でも使えます。

次は、週末の予定についての練習用の会話です。

A: I’d like to go shopping on Sunday.

A:日曜日は買い物に行きたいな。

B: I’d rather go on Saturday. The shops close early on Sunday.

B:私は土曜日に行く方がいいな。日曜日はお店が早く閉まるから。

A: Good point. Let’s go on Saturday, then.

A:確かにそうだね。それなら土曜日にしよう。

この会話では、日曜日に早く閉まるお店へ行く設定です。
実際の営業時間を説明しているわけではありません。

I’d ratherのあとに動詞の原形を置くと、「どちらかといえば〜したい」と、自分の希望を伝えられます。
慣れないうちは、知っている言い方で「土曜日がいい」と伝え、そのあとに理由を足してみましょう。

相手の希望を否定するだけで終わらず、判断に関係する情報を伝えるのがポイントです。
British Councilの教材でも、意見の違いを伝え、理由や具体的な点を話しながら相談する会話を練習できます。British Council:賛成・反対を伝える会話

1日5分でできる「理由づけ」練習

次の5分は、取り組みやすくするための練習メニューです。
5分で必ず上達するという効果の基準ではありません。

時間練習すること
1分目身近な質問を一つ選び、自分の答えを決める
2分目理由を日本語でもよいので短く整理する
3分目答えと理由を、英語の短い2文で言う
4分目具体例を一つ加える。難しければ理由だけを言い直す
5分目気になる表現を一つ確認し、メモを見ずにもう一度言う

声に出してみて、理由を考えるところで止まったのか、英語の表現が分からずに止まったのかを確認しましょう。

理由が決まらなければ、「自分に合う点」「できること」「楽になること」のどれかを考えます。
表現が分からなければ、辞書や教材で確かめ、短く言える形を探します。

前回の独り言トレーニングと組み合わせるなら、普段の一文に理由を一つ足してみてください。

I want to sit down.

座りたいです。

My legs are tired.

脚が疲れているんです。

日常の中でも、この2文から練習できます。

今日の練習問題:まず答えてから、例を見る

以下は、答えが一つに決まらない練習問題です。
自分の好みに合わせて、「答え+理由」を声に出してください。余裕があれば具体例も加えます。

問題1:出かけるなら、朝と午後のどちらが好き?

Do you prefer going out in the morning or in the afternoon?

出かけるなら、朝と午後のどちらの方が好きですか?

解答例です。

I prefer going out in the morning. I have more energy then.

朝に出かける方が好きです。その時間の方が元気だからです。

問題2:手書きとスマートフォン、どちらでメモを取る?

Do you prefer writing notes by hand or on your phone?

手書きとスマートフォンでは、どちらでメモを取る方が好きですか?

解答例です。

I prefer taking notes on my phone because I can search them easily.

簡単に検索できるので、スマートフォンでメモを取る方が好きです。

問題3:家で食事をするのと、外食するのはどちらが好き?

Do you prefer eating at home or eating out?

家で食事をするのと外食するのは、どちらの方が好きですか?

解答例です。

I prefer eating at home. I can make my favorite food. For example, I often make vegetable soup.

家で食事をする方が好きです。好きな料理を作れるからです。
例えば、よく野菜スープを作ります。

これは練習用の回答です。自分の実際の好みや経験に替えてください。
長さや答えの内容を、例とそろえる必要はありません。

よくある疑問

理由が「なんとなく」しかないときは?

無理に立派な理由を作らず、「何が心地いい?」「どこが使いやすい?」と考えてみましょう。
理由を言葉にできなければ、まだはっきり分からないと伝えることもできます。

I’m not sure why, but I like it.

理由ははっきり分かりませんが、好きです。

理由づけの練習は、知らないことまで知っているように話すためのものではありません。

どちらも好きなときは、必ず一つを選ぶ?

実際の会話で、無理に一方を選ぶ必要はありません。
両方好きだと伝えて、条件を一つ説明してみましょう。

I like both, but I choose tea at night.

どちらも好きですが、夜はお茶を選びます。

「いつなら、どちらを選ぶか」を考えると、自分らしい答えを作れます。

I thinkを毎回付けた方がいい?

毎回付ける必要はありません。自分の好みならI likeやI preferでも伝えられます。
提案なら、次のようにI thinkを使えます。

I think we should leave now because the station is far from here.

駅がここから遠いので、もう出発した方がいいと思います。

言いたい内容に合わせて形を選びましょう。

理由は二つ以上必要?

まずは一つで十分です。相手が詳しく知りたそうなら、具体例や別の理由を加えます。
一度に長く話すことより、質問に合う答えと理由が伝わることを目標にしましょう。

今日の一歩:自分の選択に、理由を一つ添える

次に飲み物を選ぶとき、出かける時刻を決めるとき、休憩する場所を探すとき。
その選択について、一文だけ英語で言ってみてください。

言えたら、「どうして?」と自分に問いかけ、理由を短く続けます。

最初は2文。慣れたらbecauseでつなぐ。余裕があれば具体例を加える。

この順に練習すると、今日どこまで話せたか、次に何を確かめたいかが見えてきます。
例文を読むところで終わらず、一つだけ自分のことに替えて、メモを見ずに言ってみましょう。

使える言葉を探したいときは、使える英会話フレーズ100選も参考にしてください。

READ → TRY → REMEMBER

読んだら、次は使ってみよう。

意味を選ぶ、英文を作る、声に出す。
小さな練習を、今日の習慣に。

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