英検4級は初心者向けの試験とはいえ、
リスニングで思わぬミスをしてしまう受験生は少なくありません。
「わからなかった単語に気を取られて聞き逃す」「質問の意図を勘違いする」など、
ちょっとしたミスが積み重なると得点が伸び悩みます。
そこで今回は、英検4級リスニングでよくある失敗と、その回避法をまとめました。
単語に引っかかって内容を逃す
よくある失敗
- わからない単語が出てきた瞬間、意味を考えてしまい、その後の内容を聞き逃す。
回避法
- わからない単語はスルーして「全体の意味」に集中。
- 聞き取れた単語やフレーズから場面を推測する。
選択肢を見ずに音声を聞く
よくある失敗
- 音声を聞き始めてから内容を理解しようとするため、重要な部分を逃す。
回避法
- 音声が流れる前に必ず選択肢を先読み。
- 質問で聞かれそうな情報(時間・場所・動作・色など)にマーカーを付ける。
質問の形式を勘違いする
よくある失敗
- 「Where…?」を「When…?」と聞き間違えるなど、質問の種類を取り違えてしまう。
回避法
- 質問の最初の数語(疑問詞)に集中。
- What / Where / When / How の違いを聞き分ける練習を事前にしておく。
音の変化に対応できない
よくある失敗
- 短縮形やリエゾン(音のつながり)を聞き取れない。
例:
- “What are you doing?” → 「ワチャユードゥイン?」
- “I have to go.” → 「アイハフトゥゴウ」
回避法
- 映画や英検公式問題集で実際の音を何度も聞く。
- シャドーイングで発音とリズムを体に覚えさせる。
集中力が切れる
よくある失敗
- 長めのナレーションや会話の途中で集中力が途切れる。
回避法
- 普段から10分以上のリスニング練習をして持久力をつける。
- 本番は「次の質問の答えを探す」意識で常に集中を維持する。
まとめ
英検4級リスニングは、英語力だけでなく「試験での戦い方」にもコツがあります。
- わからない単語は無視して全体を聞く
- 選択肢を先読みしてポイントを予測
- 疑問詞の聞き分けを意識
- 音の変化に慣れる
- 集中力を最後まで保つ
この5つを意識すれば、失点を最小限に抑えて得点アップにつながります。