〜一気にやらない人が、最後に勝つ理由〜
「自分は勉強が遅い」
「理解するのに時間がかかる」
「周りより進みが遅くて焦る」
英語学習をしていると、こんな不安を感じたことはありませんか?
でも、まず最初に伝えたいことがあります。
勉強が“遅い人”は不利ではありません
むしろ、正しいやり方をすれば「一番伸びるタイプ」です
その鍵になるのが、今回のテーマ「分散学習」です。
分散学習とは?(超かんたんに言うと)
分散学習とは、
1回でまとめて勉強するのではなく
時間を空けて、少しずつ何度も触れる学習法
のことです。
例
❌ 3時間ぶっ通しで英単語を覚える
⭕ 1日10分を、数日に分けて覚える
この2つ、
最終的に記憶に残るのは後者です。
この記事では、
- なぜ「一気に勉強」は伸びにくいのか
- なぜ「勉強が遅い人」ほど分散学習が向いているのか
- 分散学習が記憶に効く理由(科学的背景)
- 英語学習での具体的な分散学習のやり方
- 忙しい人でも回る現実的なルーティン
を、わかりやすく解説します。
1. 「一気に勉強する人」が伸びにくい理由
まず、多くの人がやりがちな学習スタイルを見てみましょう。
集中学習(まとめ勉強)の落とし穴
- 週末にまとめて勉強
- テスト前に一気に詰め込む
- やる気のある日に長時間やる
一見、努力しているように見えますが…
問題点①:脳が「短期記憶」で処理してしまう
一気に入ってきた情報は、
- その場では分かる
- その場では解ける
でも、数日後にはほぼ消える。
これは、脳が
「一時的に必要な情報」
と判断しているからです。
問題点②:「分かったつもり」になりやすい
長時間勉強すると、
- 見覚えがある
- 聞いたことがある
という感覚が増えます。
でもこれは、
本当に覚えたわけではない
という状態です。
問題点③:続かない
まとめ勉強は、疲れます。
- 次の日やりたくない
- また時間を空けてしまう
- 罪悪感がたまる
結果、学習が止まります。
2. 分散学習が「遅い人」に向いている理由
ここからが本題です。
勉強が遅い人の特徴
- 理解に時間がかかる
- すぐ覚えられない
- 何度も確認したい
- じっくり考える
実はこれ、分散学習と相性が抜群です。
なぜなら分散学習は…
- 忘れる前提
- 何度も触れる前提
- 完璧を求めない
- 少量を積み上げる
という設計だからです。
分散学習は「早く進む人」より
「止まらない人」が勝つ学習法
勉強が遅い人は、
- 雑に進めない
- 理解を飛ばさない
だからこそ、最終的に深く定着します。
3. 分散学習が効く理由(記憶の仕組み)
ここで、少しだけ脳の話をします。
記憶は「忘れかけ」で強くなる
人は、覚えたことを
- すぐ忘れる
- でも完全には消えない
という性質を持っています。
そして、
忘れかけたタイミングで思い出す
これを繰り返すと、記憶が強化されます。
これが「分散学習」が効く理由です。
逆に一気に勉強すると…
- 忘れる前に次へ
- 記憶が強化されない
- 薄いまま消える
分散学習 × 想起(思い出す練習)が最強
分散学習は remember(思い出す)とセットで使うと
効果が倍増します。
4. 英語学習で使える分散学習の具体例
ここからは、英語学習に落とし込みます。
① 英単語 × 分散学習
よくある失敗
- 1日100語
- 週末まとめて暗記
分散学習版
- 1日10語
- 毎日5〜10分
- 翌日・数日後に再テスト
ポイント
- 見るより「日本語→英語」でテスト
- 出なかった単語だけ残す
② フレーズ × 分散学習
やり方
- 今日:フレーズを1回音読
- 翌日:見ないで言う
- 3日後:場面を想像して言う
③ リスニング × 分散学習
一気に聞く
- 長時間垂れ流し
分散学習
- 同じ30秒音声を
- 数日に分けて聞く
効果
- 音に慣れる
- 聞こえ方が変わる
- 気づきが増える
5. 忙しい人でもできる分散学習ルーティン
1日15分・分散学習テンプレ
朝(3分)
- 前日の単語をテスト
昼(5分)
- フレーズ音読 or 聞き流し
夜(5分)
- 日本語→英語でアウトプット
- 英語日記1文
寝る前(2分)
- 今日やったことを思い出す
ポイント
- 1回が短い
- でも回数が多い
- 脳に「何度も必要」と伝わる
6. 分散学習が続く理由
分散学習が最強な理由は、効果だけではありません。
精神的にラク
- 「少しでいい」
- 「完璧じゃなくていい」
- 「毎日ゼロにしない」
この安心感が、継続を生みます。
勉強が“生活の一部”になる
歯磨き・通勤・寝る前
この中に英語が自然に入ります。
7. 分散学習でよくある誤解
量が少ない=効果が薄い
→ 間違い
進みが遅い=ダメ
→ 間違い
何度も戻る=後退
→ 間違い
戻る=定着している証拠
8. 勉強が遅い人ほど最後に勝つ理由
最後に、はっきり言います。
英語学習で勝つのは
「要領がいい人」ではなく
「やめなかった人」
分散学習は、
- 遅く見える
- 地味
- 派手さがない
でも、
1年後、確実に残っているのは分散学習の知識
まとめ:分散学習は「遠回りに見える最短ルート」
今日の結論
- 一気にやらない
- 少しずつ、何度も
- 忘れかけで思い出す
- 勉強が遅い人ほど向いている
- 止まらない人が勝つ
今日からの最小アクション
英単語を5個だけ覚えて、明日もう一度テストする
それで十分です。
英語学習は「スピード」ではなく「残り方」で決まります。

