〜“聞く耳”を育てる家庭学習メソッド〜
英検4級の合否を大きく左右するのがリスニング。
「読めばわかるけど、聞き取れない…」という悩みは、
実は多くの受験者(特に小中学生)に共通する課題です。
でも安心してください!
英検4級レベルのリスニングは、家庭での習慣づけでぐんと伸びます
この記事では、
“おうち英語”で耳を育てる毎日の習慣
子どもが飽きずに続けられる工夫
英検4級の出題傾向をふまえたリスニング対策
を具体的に紹介します!
英検4級リスニングの出題傾向を知ろう
まずは“敵を知る”ことから始めましょう。
| パート | 内容 | 問題数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Part1 | 会話文の応答 | 約10問 | 日常会話中心。「〜してくれる?」などが多い |
| Part2 | 会話の内容理解 | 約10問 | 少し長い会話。Who/What/Whereの質問が中心 |
| Part3 | 文章理解(説明文) | 約10問 | 英文を聞いて選択肢を選ぶ。短い説明が多い |
ポイント
- 英語のスピードはゆっくりめ
- 単語よりも「音のつながり(リエゾン)」が鍵
- 聞いた瞬間に“場面を想像する力”が必要
「リスニング力」は“勉強”ではなく“習慣”で育つ!
英語のリスニングは、単語暗記のように一夜漬けでは伸びません。
大切なのは、毎日少しずつ英語の音に触れること。
聞く → わかる → 話せる
この順序で英語脳が育ちます。
そのためには、
「机に向かわずにできる“ながら英語”」を日常に取り入れるのがコツです。
おうちでできる!リスニング力アップ習慣5選
1. 朝の「5分英語ルーティン」を作る
朝の支度中に英語を“流すだけ”でも効果抜群!
おすすめは英検公式の 「スタディギア for EIKEN」 や
NHKの 「小学生の基礎英語」 シリーズ。
🎵 朝のおすすめリスニング素材
- 英検4級過去問の音声
- 英語の絵本朗読(YouTubeやアプリ)
- 短い日常会話(“Hello, how are you?”など)
ポイント
- “理解する”より“耳を慣らす”が目的
- 親子で一緒に聞くと続きやすい
- 「英語の音」が自然に日常に溶け込む
2. 英語を「遊び」に変える!
子どもにとって“勉強”という言葉は退屈のもと。
英語を「ゲーム感覚」で楽しむ工夫をしましょう。
おすすめアクティビティ
- 英単語しりとり:「apple → egg → game…」
- リスニングビンゴ:音声を聞いてカードに印をつける
- 英語カルタ:「What’s this? → Cat!」
親子で一緒に遊ぶことで
「英語=楽しい」という印象が定着します。
3. 同じ音声を“繰り返し”聞く(多聴+精聴)
英語耳を鍛える最大のコツは**「同じ音を何度も」聞く**こと。
例えば1つの会話を
1️⃣ 聞き流す → 2️⃣ スクリプトを見る → 3️⃣ 一緒に声に出す
この“3ステップリスニング”が効果的です。
例文:「What are you doing?」
→ “ウォラユードゥイン?”のように聞こえる!
おすすめ教材
- 英検4級リスニング問題集
- YouTube「英検対策チャンネル」
- 英検公式サイトの音声付き過去問
4. 「シャドーイング」で発音とリズムをマスター!
リスニング力と発音力はセットで伸びるもの。
“聞こえた音をすぐ真似する”シャドーイングを取り入れましょう。
方法
- 短い英文(10秒以内)を再生
- 少し遅れて声に出して追いかける
- 録音して自分の声を聞く
ポイント
- 発音は完璧じゃなくてOK
- “抑揚”や“テンポ”をマネするだけで十分
- スピーキング力も同時にアップ!
5. 英語を「生活の中」に混ぜる
おうちの中でできる“自然な英語 exposure(接触)”が一番の近道。
例
- 朝:「Good morning!」
- 食事:「Let’s eat!」「I’m hungry.」
- 夜:「Good night!」
これだけでも、英語の“音と意味”が結びつきます。
英語に「抵抗がない状態」を作ることが、リスニングの土台です。
英検4級に直結する“耳慣らし”のポイント
英検のリスニングでは、以下のような場面が頻出します
| シーン | よく出る表現 |
|---|---|
| 学校 | classroom, teacher, homework, test |
| 家族 | father, mother, brother, dinner |
| 買い物 | shop, buy, money, bag |
| 趣味 | soccer, music, TV, weekend |
| 予定 | today, tomorrow, next week |
対策法
- ジャンルごとに単語と会話をセットで覚える
- 会話の“パターン”を意識する(例:挨拶→返答)
例題
A: What do you usually do after school?
B: I play soccer with my friends.
このような“定番表現”を聞き慣れておくことで、
スピードが上がっても意味がつかみやすくなります。
勉強時間の目安とスケジュール例
| 時間帯 | 内容 | 目安 |
|---|---|---|
| 朝(登校前) | 英語を聞き流す | 5分 |
| 放課後 | 単語+リスニング練習 | 20分 |
| 夜(寝る前) | 英語動画・音読 | 10分 |
週ごとの目標
- 週1回:過去問リスニングを1セット
- 週2回:シャドーイング練習
- 週7回:聞き流し
「無理のないペース+継続」が何より大切です。
親のサポートで差がつく3つのポイント
一緒に聞く時間を作る
→ “お母さんも聞こえたよ!”の共有体験が子どものモチベを上げます。
ほめて伸ばす
→ 1単語でも聞き取れたら「今の、聞こえたね!」と褒めましょう。
環境を整える
→ テレビ・スマホの音声を英語にするだけでも◎
まとめ:耳が変わると英語が楽しくなる!
| 習慣 | 効果 |
|---|---|
| 朝の聞き流し | 英語を日常に取り込む |
| 英語ゲーム | 楽しみながら続けられる |
| 繰り返しリスニング | 音の型を覚える |
| シャドーイング | 発音&リズム習得 |
| 英語フレーズ生活化 | 英語脳を育てる |
まとめ
- 英検4級のリスニングは「家庭習慣」で伸びる
- 1日30分×3か月で“耳が変わる”
- 聞く力がつくと、英語がもっと楽しくなる!
