「英語が聞き取れない…」
「単語を知っているのに、聞こえない…」
英語初心者の多くが抱える悩みです。
しかし、実はこの悩み、“発音” を変えるだけで一気に改善します。
なぜなら、英語は
「自分が発音できる音しか聞き取れない」
という特性を持つからです。
逆に言えば、発音を鍛えると
リスニング力が一気に上がります。
本記事では、
初心者でも今日からできる 発音トレーニング と、
リスニングが劇的に聞こえるようになる仕組みを、
ゼロからわかりやすく解説します。
- なぜ「発音」が変わると英語が聞こえるのか?
- 英語初心者がまず習得すべき“5つの重要発音”
- ① /θ/・/ð/(THの音)
- ② /r/ と /l/ の区別
- ③ /æ/(アとエの間)
- ④ /v/ の下唇を噛む音
- ⑤ /t/ の消える音(アメリカ英語)
- 今日からできる!初心者向け 発音トレーニング7選
- 1. 発音記号を“最低限だけ”理解する
- 2. 口の形・舌の位置を意識してゆっくり練習
- 3. オーバーラップ(同時読み)
- 4. シャドーイング(少し遅れて真似する)
- 5. 鏡トレーニング
- 6. スマホ録音で比較する
- 7. 英語の歌を使って“リズム”を覚える
- 発音トレーニングは “毎日5分”でOK
- 発音ができるようになると何が変わる?
- まとめ:発音は初心者が最初にやるべきトレーニング
なぜ「発音」が変わると英語が聞こえるのか?
理由①:英語の音は“日本語に存在しない音ばかりだから”
日本語は約 5つの母音(あ・い・う・え・お)
それに対して
英語は 20以上の母音 を持ちます。
つまり、
日本語の音だけで英語を聞いても聞き取れない のは当たり前。
理由②:英語は“音がつながる”から
英語には以下の特徴があります
- リエゾン(音の連結)
例)get it → ゲリッ - リダクション(音の省略)
例)want to → wanna - 弱形(弱く短く発音される)
例)for → fer、to → t’
これらは自分で発音できるようにならないと聞こえてこないのです。
理由③:発音が改善すると、脳が英語音を識別しやすくなる
私たちの脳は、
「発音できる音を優先的に聞き取る」 という性質があります。
だから発音練習は、
実は リスニング強化トレーニングでもある のです。
英語初心者がまず習得すべき“5つの重要発音”
英語の発音はたくさんありますが…
初心者が最初にやるべきはこの 5つだけでOK!
① /θ/・/ð/(THの音)
日本語にない“舌を軽く噛む”音。
例)
・think(スィンク)
・three(スリーではない)
・this(ディスではない、ズィス寄り)
コツ
舌を軽く噛んで、
/θ/ → 息を出す(無声音)
/ð/ → 声を出す(有声音)
② /r/ と /l/ の区別
日本人が最も苦手なペア。
r:舌を丸めて口の奥
l:舌先を歯茎につける
例
・right / light
・rice / lice
・fly / fry
コツ
rは舌を口の中で浮かせる。
lは舌をつける。
この“舌の位置”だけで発音が大きく変わります。
③ /æ/(アとエの間)
cat, apple, hat などに出る音。
コツ
口を大きく開けて
「あ」+「エ」を混ぜたような音。
例:「キャット」ではなく「キャァッ」
④ /v/ の下唇を噛む音
日本語の“バ行”ではありません。
例)
・van(ヴァン)
・very(ヴェリィ)
コツ
下唇を軽く噛んで「ヴ」。
⑤ /t/ の消える音(アメリカ英語)
water → ワーラー(ワラ)
get it → ゲリッ
little → リロー
英語が聞き取れない最大の理由は
日本語の“タ行”で聞こうとしているから。
今日からできる!初心者向け 発音トレーニング7選
ここからは、
初心者が発音を劇的に変えるための練習方法を紹介します。
1. 発音記号を“最低限だけ”理解する
発音記号すべては覚えなくてOK。
上で紹介した 必須5種類 だけで十分効果が出ます。
2. 口の形・舌の位置を意識してゆっくり練習
英語は“口の形の言語”。
発音するときは
①舌の位置
②口の開け方
③息の出し方(無声/有声)
を意識しましょう。
3. オーバーラップ(同時読み)
音声と同時に声を出すトレーニング。
メリット
✔ 正しい発音のスピードで練習できる
✔ 英語のリズムが身につく
✔ 音のつながりが体に入る
4. シャドーイング(少し遅れて真似する)
リスニングと発音の最強メソッド。
ポイント
✔ 文章は短いものにする
✔ 1文を10回以上繰り返す
✔ 完璧を目指さない
5. 鏡トレーニング
舌の動き、口の開け方、息の出し方を確認。
「自分の口がどう動いているか」
これを意識するだけで習得スピードが別次元。
6. スマホ録音で比較する
自分の発音を録音して
元の音声と比較するだけで効果が倍増。
7. 英語の歌を使って“リズム”を覚える
発音は「音」だけでなく「リズム」も重要。
おすすめ曲
・Let It Go(明確な母音)
・You Belong With Me(速いが簡単)
・A Whole New World(ゆっくりで聞きやすい)
発音トレーニングは “毎日5分”でOK
英語の発音は “筋トレ” なので、
長時間より、短時間・頻度重視のほうが伸びます。
1日5分 × 30日
これだけで、
・聞き取れる音が増える
・自分の発音が安定する
・スピーキングがスムーズになる
と変化が出ます。
発音ができるようになると何が変わる?
発音を鍛えると、
英語力全体が底上げされます。
リスニングが急に聞こえるようになる
スピーキングの詰まりが減る
単語を覚えやすくなる
英語のリズムが身につく
会話のストレスが激減する
特に
「聞こえない→聞こえる」
この変化は本当に大きい。
英語が楽しくなる瞬間です。
まとめ:発音は初心者が最初にやるべきトレーニング
英語が聞こえない・話せない人こそ、
まず発音を鍛えるべきです。
理由
- 発音できる音は聞こえる
- 英語は“音のつながり”の言語
- 発音が変わると理解力が急上昇
- リスニングもスピーキングも同時に伸びる
今日からできるトレーニングは
✔ TH・R・L・V・母音
✔ 音読
✔ シャドーイング
✔ 鏡チェック
✔ 録音
時間は必要ありません。
毎日たった5分の積み上げで大きく変わります。
発音はあなたの英語の“土台”。
ここを変えるだけで、英語は一気に聞こえ始めます。
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