「英検4級はどのくらいのレベル?」「どんな問題が出る?」「結局どれくらい取れば合格?」
初めて受ける方や保護者の方が気になるポイントを、公式情報をもとに一気に解決します。
1. 英検4級のレベル感(だれ向け?)
英検4級は、5級の次に目指す入門〜基礎レベルで、中学英語の初中級(CEFR A1相当)が目安。身近な話題について、簡単な語句・短文を理解してやりとりできる力が求められます。
英検協会の英語ページでは、4級の合格基準はCSE 622点、
CEFR対応はA1と明示されています。
2. 試験の全体構成と所要時間
英検4級は一次試験のみで合否が判定されます。
一次試験はリーディング(35分)+リスニング(約30分)の2技能。
希望者はスピーキングテスト(約4分)を受験できますが、
級の認定には影響しません(スピーキングは別判定)。
- 一次試験:リーディング 35分/リスニング 約30分
- スピーキング:任意(約4分・別判定)
(いずれも英検公式の「4級の過去問・試験内容」ページに準拠)
※英検はCSEスコアで合否判定を行います。
4・5級は一次試験(リーディング+リスニング)のみで級認定、
スピーキングは別テストとして扱われます。
3. 出題内容の内訳(どんな問題が出る?)
リーディング(35分)
- 短文空所補充:基礎文法・基本語彙を問う空所に最適な語句を選択
- 会話文:日常的なやりとりから適切な応答や内容一致を選ぶ
- 短い説明文・掲示の読み取り:身近な話題(学校、家族、趣味、買い物、時間・曜日など)
リスニング(約30分)
- 応答選択:短い会話の最後に対して最も自然な応答を選ぶ
- 会話内容理解:少し長い会話の要点(時間・場所・数・予定など)を把握
- ナレーション理解:短めの説明を聞いて要点一致を選択
上記の構成・所要時間は英検公式の4級ページに基づき、問題タイプの例は公開サンプル・各回のリスニング原稿例とも整合します。
公式サイトでは直近回の問題冊子・音源・原稿も公開されているので、必ず事前に一度解いて形式に慣れておきましょう。
4. 合格ライン(CSEスコアの見方)
英検では、素点(何問正解)だけでなくCSEスコアで合否が決まります。
4級の合格基準は CSE 622点。技能(リーディング/リスニング)ごとにスコアが均等配分され、合算で基準を超えれば合格です。
- ポイント①:CSEは回や問題の難しさを平準化する仕組み
- ポイント②:同じ技能内では、どの設問もスコアへの重みは同じ
- ポイント③:4級は一次試験(R+L)合算で判定、スピーキングは別
参考:塾・メディアの分析では「素点で6割前後」が合格目安という推定もありますが、最終判定はCSEで行われます(公式が公開するのはCSEの合格基準)。
5. 受験当日の流れ(イメージ)
- 集合・受験確認:受験票・身分証確認
- リーディング(35分):マークシート記入。時間配分に注意
- 休憩
- リスニング(約30分):音声は1回のみ。集中力が鍵
- (任意)スピーキング:別日・別方式の受験もあり(会場や日程は申込形態による)
6. 「合格」に直結する学習の優先順位
① 語彙:身近なテーマを最優先
- 学校/教科、家族、食べ物・飲み物、趣味・スポーツ、場所・移動、時間・曜日・季節、数字・色
- まずは音とセットで覚え、発音しながら定着させる(リスニング対策にもなる)
② 文法:4級の頻出「基礎10項目」
- be動詞・一般動詞/三単現s/現在進行形/過去形(go→went等)/can/There is/are/疑問詞(What/Where/When/Who/How)/命令文/比較級/動詞+前置詞(look at, listen to)
- 「短い例文を音読 → 短い会話で使う」の順で身につける
③ リスニング:毎日5〜10分で耳慣らし
- 公式の公開音源や過去問音源を活用(無料で聴ける)
- 先読み→キーワード集中の解き方を練習(数字・時間・場所・色・数量)
7. 時間配分のコツ(リーディング35分)
- 語句空所補充 → 会話文 → 説明文の順で、取りやすい問題から先に解く
- 1問に悩みすぎない:迷ったら仮マークして次へ
- マークミスは致命傷:残り3分は全体見直しに確保
8. リスニングの解き方(約30分)
- 放送前に選択肢を先読みして、問われそうな情報(時刻・場所・数量・色)を予測
- すべて聞き取れなくてもキーワードの一致で判断
- 1問を引きずらない:分からない→即マーク→気持ちを切り替えが鉄則
9. スピーキングテスト(任意)の位置づけ
4級のスピーキングは、任意受験・別判定。合否認定には使われませんが、「話す力」を測る機会として非常に有用。次の3級以降で必要になる面接形式の準備にもなります。
受験の可否は、学習目的やスケジュールに合わせて決めましょう。
10. 直前チェックリスト(前日〜当日)
- 受験票・写真・筆記用具・腕時計を準備
- 会場・集合時間を再確認(遅刻入室不可のケースあり)
- 当日は英検の公開音源を5分だけ聴いて耳を英語モードに(聞き取り“完璧”は目指さない)
まとめ:4級は「基礎を確実に」。形式に慣れてCSE 622を超えよう
- レベル:CEFR A1/基礎〜初中級
- 構成:一次試験はリーディング35分+リスニング約30分(スピーキングは任意・別判定)
- 合格基準:CSE 622点(R+L合算で判定)
- 戦略:頻出語彙×基礎文法を固め、公式の公開問題・音源で形式に慣れる
最新の過去問冊子・音源(直近回)が公式で公開されています。
まず1セット解いて、弱点を早めに把握しましょう。
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