「単語を覚えてもすぐ忘れる…」
「英単語の量がなかなか増えない…」
「単語帳を何冊やってもピンとこない…」
そんな悩みを持つ人に、まず伝えたい結論があります。
✔ 英単語は“丸暗記”しなくていい
✔ 語源を知るだけで、語彙は一気に増える
英語ができる人ほど、
単語を1つずつ覚えていません。
実は、英単語の多くは
同じ語源(パーツ)の組み合わせ
でできています。
この記事では、
覚えるだけで芋づる式に単語が増える「語源学習法」 を
初心者でも使える形で、わかりやすく解説します。
なぜ語源で覚えると単語が増えるのか?
理由はとてもシンプルです。
丸暗記の問題点
- 忘れやすい
- 応用が効かない
- 初見の単語に弱い
語源で覚えるとこう変わる
- 意味を“推測”できる
- 初めて見る単語でも怖くない
- 1つ覚えると5〜10語増える
つまり、
記憶力ではなく「理解力」で覚えられる のが語源学習。
語源とは何か?(超かんたん解説)
英単語は主にこの3つで構成されています👇
① 接頭辞(prefix)
単語の前につくパーツ
意味をプラスする役割
例
- re-(再び)
- un-(否定)
- pre-(前)
② 語根(root)
単語の“コアの意味”
例
- spect(見る)
- port(運ぶ)
- dict(言う)
③ 接尾辞(suffix)
単語の後ろにつくパーツ
品詞や意味を調整
例
- -tion(名詞)
- -able(できる)
- -er(人)
まず覚えるべき最重要語源10選
ここからが本題です。
これだけ覚えれば語彙は一気に増えます。
① spect(見る)
- inspect(詳しく見る → 検査する)
- respect(再び見る → 尊敬する)
- expect(前もって見る → 期待する)
“見る”が軸になっているとわかると、意味が一気に整理されます。
② port(運ぶ)
- transport(運ぶ)
- export(外へ運ぶ)
- import(中へ運ぶ)
export / import の違いも一発。
③ dict(言う)
- dictate(命じる)
- predict(前もって言う → 予測する)
- dictionary(言葉の集まり → 辞書)
④ form(形・作る)
- form(形)
- reform(作り直す)
- transform(形を変える)
⑤ press(押す)
- press(押す)
- express(外へ押し出す → 表現する)
- suppress(下へ押す → 抑える)
⑥ tract(引く)
- attract(引き寄せる)
- distract(引き離す → 注意をそらす)
- contract(一緒に引く → 契約)
⑦ mit / miss(送る)
- send(送る)
- submit(下へ送る → 提出する)
- permit(前もって送る → 許可する)
⑧ view / vis(見る)
- view(見る)
- review(もう一度見る)
- visible(見える)
⑨ pose(置く)
- pose(置く)
- propose(前に置く → 提案する)
- oppose(向かいに置く → 反対する)
⑩ act(行動する)
- act(行動する)
- react(反応する)
- interact(相互に行動する)
語源学習のコツ(超重要)
コツ①:意味を“ストーリー”で理解する
例:
predict = pre(前)+ dict(言う)
→「前もって言う」→ 予測する
コツ②:1日1語源でOK
単語を10個覚えるより、
語源1つの方が効率的。
コツ③:知らない単語を“分解”するクセをつける
初見の単語でも
「これ、どの語源だ?」
と考えるだけで記憶に残ります。
語源学習が向いている人
✔ 単語が覚えられない人
✔ TOEIC・英検対策をしている人
✔ 読解力を上げたい人
✔ 英語を“理解型”で学びたい人
語源学習が向いていない人(注意)
1日で大量暗記したい
単語の意味だけ知りたい
語源は「じわじわ効く」学習法です。
おすすめの語源学習ルーティン
朝:語源1つチェック
昼:単語を3つ確認
夜:例文を1つ読む
これだけでOK。
まとめ:語源は「最強の単語増殖装置」
語源=意味の共通パーツ
1つ覚えると複数単語が理解できる
初見単語が怖くなくなる
英単語は
「覚えるもの」から
「意味が見えるもの」に変わります。
まずは今日、
spect(見る)
から始めてみてください。
そこから、
あなたの語彙は確実に増えていきます。
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