英会話を始めたばかりの人がよく感じる悩み
「単語を覚えても使えない」
「文法ばかり勉強しても話せる気がしない」
「やろうと思っても続かない…」
実はこれ、やる気の問題ではなく“勉強の設計”の問題なんです。
そこで今回は、英語が話せるようになる人が共通して実践している
“マイクロ英会話”学習法を紹介します。
たった1日1フレーズでも続ければ、
・伝わる英語
・話せる英語
・使える英語
が、確実に身につきます。
1. 「マイクロ英会話」とは?
マイクロ英会話とは、
1日に1フレーズだけ、実際に使える英語を覚える学習法 のこと。
- 長い英文を覚える必要なし
- 文法知識ゼロでもOK
- 1分〜3分でできる
- 忙しくても毎日続けられる
ポイントは、「やろうと思えばいつでもできる“最小単位”にすること」です。
行動科学では、小さく始めることで脳の負担が軽くなり
“継続力が最大化” すると言われています。
2. なぜ1日1フレーズだけで英会話が伸びるのか?
理由①:英会話は“単語力”より“表現力”で決まる
英語が話せない人の多くは、
「単語は知っているけど、どう話していいかわからない」
状態になっています。
英会話で最も必要なのは、
覚えた単語をつなげる“便利フレーズ”です。
例
- I’m not sure.(よくわからないです)
- Can you say that again?(もう一度言ってもらえますか?)
- Sounds good!(いいね!)
こうしたフレーズを知っているだけで、会話が止まらなくなります。
理由②:短いほど記憶に定着する
脳科学的にも、短いフレーズの方が覚えやすく、忘れにくいことが証明されています。
1日1フレーズなら、
- 忘れにくい
- 実際に使いやすい
- 脳の負担が少ない
というメリットが大きいのです。
理由③:毎日使えるから話せるようになる
英語は「知識」ではなく「技能」。
練習した分だけ確実に伸びます。
1フレーズずつ積み重ねれば、
1ヶ月後には 30フレーズ
半年後には 180フレーズ
1年後には 365フレーズ
→ 日常会話は“400フレーズ”あれば成立すると言われています。
1日1フレーズ習慣は、まさに英会話の王道学習法。
3. 今日から使える!マイクロ英会話・神フレーズ15選
ここでは、初心者〜英検4級レベルでも“今日から使える”超実用的フレーズを紹介します。
基本リアクション編
- Sounds good!
いいね! - I see.
なるほど。 - Maybe.
たぶんね。 - I’m not sure.
よくわからないな。
会話をつなぐ万能フレーズ編
- By the way…
ところで… - Let me think…
えっとね… - I guess so.
そうだと思うよ。 - That’s interesting.
面白いね。
相手にお願いするとき
- Can you say that again?
もう一度言ってもらえますか? - Can you speak slowly?
ゆっくり話してもらえますか?
自分の意見編
- I think so.
そう思う。 - I don’t think so.
そうは思わないな。 - For me…
私の場合はね…
よく使う日常の言い回し
- Just a moment.
ちょっと待ってね。 - That’s fine.
大丈夫だよ。
この15フレーズを1つずつ覚えるだけでも、英会話の“詰まる瞬間”が一気に減ります。
4. マイクロ英会話を続けるためのコツ
① 覚えたフレーズは“その日のうちに使う”
自分の口で言う → 記憶が定着
実際に使う → 会話で自然に使えるようになる
X(Twitter)でポストしたり、鏡の前で独り言を言うだけでもOK。
② スマホの待ち受けにフレーズを貼る
1日で最も目にするのがスマホ。
ここに英語フレーズを貼っておくと、勝手に覚えられます。
③ 毎週“復習日”をつくる
覚えた7フレーズを、週末にまとめて復習。
これだけで記憶定着率は80%以上になります。
④ 英会話アプリと組み合わせる
マイクロ英会話は相性が抜群。
特におすすめなのは
- YouGlish(発音確認)
- HiNative(例文質問)
- YouTube英会話チャンネル
5. 挫折しないためのメンタル設計
完璧に覚えよう」としない
英語は忘れて当たり前。
大切なのは“何度でも触れること”。
「1日休んだら終わり」と考えない
1日できなかったら、翌日に2フレーズ覚えればOK。
それだけで“継続習慣”としては合格。
「使いこなせないから無理」と思わない
フレーズは“知っている→使える”まで時間がかかるもの。
焦らず、ゆっくり積み重ねれば大丈夫です。
6. まとめ:小さな1フレーズが、大きな変化をつくる
英会話は、特別な勉強をしなくても伸ばせます。
重要なのは、
- 小さく始める
- 無理しない
- 続ける
- 使ってみる
というシンプルな習慣だけ。
1日1フレーズでも、確実に “話せる英語の土台” になります。
あなたの英語学習が、今日からもっとラクに、もっと楽しく続きますように。
