〜「惜しいミス」を減らして合格点を確実に〜
英検4級では、単語力よりも文法の使い方で差がつきます。
「なんとなく意味は分かるのに、選択肢で迷う」「書くときに間違える」──
そんな“うっかりミス”を防ぐことが、合格への近道です。
この記事では、英検4級の過去問・出題傾向から、
特によくある文法ミスを10項目に分けて徹底解説します。
まず知っておこう:4級の文法は「正確さ」が勝負!
英検4級の合格ラインは約60〜65%。
つまり、完璧でなくてもケアレスミスを減らせば十分合格可能です。
多くの受験者が点を落とすのは、
「単語を知らない」ではなく「文法の使い方を間違える」こと。
特に以下のようなタイプのミスが目立ちます
- be動詞と一般動詞の混同
- 三単現(he/she/it)での “s” 抜け
- 疑問文や否定文の形ミス
- 助動詞 can / will の誤用
それでは、英検4級で特に多い間違いを一つずつ見ていきましょう。
よくある文法ミス①:be動詞と一般動詞を混同
I am play soccer.
I play soccer. / I am playing soccer.
be動詞(am/is/are)は「〜です」「〜の状態」
一般動詞(play、like、studyなど)は「〜する」。
英語では動詞は1文に1つが基本ルールです。
be動詞+一般動詞を一緒に使わないように注意!
ポイント
「〜している途中」なら be動詞+ing(進行形)
「普段している」なら 一般動詞のまま。
よくある文法ミス②:三単現のsを忘れる
He play soccer.
He plays soccer.
主語が he / she / it のときは、動詞に s をつける。
この“s”忘れは英検4級のライティングでも失点しやすいポイント。
よく出る例
- She likes music.(彼女は音楽が好きです)
- It rains a lot in June.(6月はよく雨が降ります)
覚え方
「彼・彼女・それ」→ “ひ・し・いっと” → “S”!
よくある文法ミス③:疑問文でbe動詞を抜かす
You are from Japan?
Are you from Japan?
英語では、疑問文では動詞(be/do)が先頭に来るのが鉄則。
日本語の語順そのままで話すクセがある人は注意!
be動詞の場合
- Are you tired?(疲れていますか?)
- Is she your friend?(彼女はあなたの友達ですか?)
一般動詞の場合
- Do you like dogs?
- Does he play baseball?
よくある文法ミス④:否定文でnotの位置が違う
I play not soccer.
I don’t play soccer.
一般動詞を否定にするときは、don’t(doesn’t)+動詞の原形。
be動詞のときだけ “not” を後ろにつけます。
文の種類 | 正しい形 | 例文 |
---|---|---|
be動詞 | be動詞+not | I’m not busy. |
一般動詞 | don’t / doesn’t+動詞原形 | He doesn’t like fish. |
よくある文法ミス⑤:過去形の使い忘れ
I go to school yesterday.
I went to school yesterday.
「yesterday」「last week」「ago」がある文では、
必ず動詞を過去形に!
不規則動詞は特に注意:
原形 | 過去形 |
---|---|
go | went |
see | saw |
have | had |
do | did |
覚え方
「きのう」「先週」「〜前」=“過去形サイン”です!
よくある文法ミス⑥:a / an / the の使い方
I have umbrella.
I have an umbrella.
冠詞(a / an / the)は英検4級でも頻出。
ルールを整理すると
種類 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
a / an | 1つの(初めて出てくる物) | I have a book. |
the | その(相手も知っている物) | The book is on the desk. |
発音のポイント
母音(a, i, u, e, o)で始まる単語 → an(an apple)
それ以外 → a(a pen)
よくある文法ミス⑦:There is / There are の混同
There are a book on the desk.
There is a book on the desk.
「〜があります」は単数なら There is, 複数なら There are。
名詞 | 正しい形 |
---|---|
book | There is a book. |
books | There are some books. |
複数かどうかでis/areを切り替えよう!
よくある文法ミス⑧:前置詞の選び間違い
I go school.
I go to school.
英語は前置詞が意味のカギになります。
英検4級ではこの1語ミスが致命傷になりがちです。
意味 | 正しい形 | 例文 |
---|---|---|
〜へ | to | go to school |
〜で | at / in / on | at school / in Japan / on Sunday |
〜と一緒に | with | play with friends |
よくある文法ミス⑨:助動詞のあとに動詞の原形を使わない
I can to swim.
I can swim.
can / will / must / should などの後ろは、必ず動詞の原形です。
“to”をつけないように注意!
例文
- I can speak English.
- She will go there.
- You must study hard.
よくある文法ミス⑩:単数・複数の形を混同
My family are big.
My family is big.
I have two dog.
I have two dogs.
名詞の数にも要注意!
- 数えられる名詞 → 複数形に s
- 数えられない名詞 → s をつけない(水・情報など)
代表的な「数えられない名詞」
water / advice / information / money / furniture
まとめ:文法の“ケアレスミス”を減らす3ステップ
① 音読+書き写しで「形」を体で覚える
間違いは頭ではなく「体」で直すのが一番。
英検4級レベルなら、例文を3回音読して1回書くだけで定着します。
② 自分のミスノートを作る
間違えた文をノートに書いて、正しい形と比較。
「なぜ間違えたのか」を一言メモしておくと、次に活かせます。
③ 模擬試験のあとは「ミス分析」
「知らなかった」より「知ってたけど間違えた」問題を復習!
英検4級ではこの部分が合否を分けます。
まとめ:正確さが英検4級合格のカギ!
ミスのタイプ | チェックポイント |
---|---|
be動詞/一般動詞 | 動詞は1文に1つだけ |
三単現のs | he/she/itならsを忘れずに |
疑問文/否定文 | do/does・notの位置に注意 |
助動詞 | can, willの後ろは原形 |
冠詞・前置詞 | 1語の使い方が命! |
英検4級は「文法を知っている」よりも「正しく使える」ことが大切です。
1つずつ確認しながら、“正確な英語”を積み上げていきましょう!
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