「英語で何を話せばいいかわからない」
「単語は知っているのに会話が続かない」
「言いたいことが頭の中で整理できない」
英語学習をしている人なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあると思います。
単語を覚えた。
文法も勉強した。
リスニングも少しずつできるようになった。
それなのに、いざ話そうとすると言葉が出ない。
多くの人はここで、
英単語が足りないからだ
文法がまだ不十分だからだ
と思います。
もちろん、それも一部は正しいです。
しかし、実はそれ以上に大きな原因があります。
それは、
話の組み立て方を知らないこと。
です。
英語が伸びる人には共通点があります。
それは、
「抽象→具体」の順番で話している
ことです。
これは英語だけではありません。
日本語でも、仕事でも、プレゼンでも、会議でも使われている考え方です。
今回は、英語が伸びる人が自然に使っている「抽象→具体」の話し方について解説します。
「抽象→具体」とは何か?
簡単に言うと、
まず結論を言う。
その後で理由や具体例を言う。
という話し方です。
例えば、
I like traveling.
旅行が好きです。
Because I can experience different cultures.
いろいろな文化を体験できるからです。
For example, I went to Thailand last year.
例えば、去年タイに行きました。
これです。
最初に、
「旅行が好き」
という抽象的な話をする。
その後、
理由。
具体例。
を加えていく。
これが非常に分かりやすい話し方です。
なぜ初心者は話せなくなるのか?
多くの初心者は逆をやっています。
例えば、
去年タイに行って…
ご飯がおいしくて…
寺院も見て…
海にも行って…
と話し始めます。
すると、
何が言いたいのか分からなくなる。
自分でも迷子になります。
英語ではこれがかなり起こりやすい。
なぜなら、
英語は日本語よりも結論を先に置く傾向が強いからです。
ネイティブは最初に全体像を作る
英語では、
まず相手に地図を渡す。
その後で説明する。
という感覚があります。
例えば、
I had a great weekend.
最高の週末でした。
これが抽象です。
その後で、
I went camping with my friends.
友達とキャンプに行きました。
We cooked outside and watched the stars.
外で料理をして星を見ました。
という具体的な話をする。
聞き手は理解しやすい。
話し手も話しやすい。
これが大きなメリットです。
なぜ「抽象→具体」が英会話に強いのか?
理由は3つあります。
1. 頭の整理がしやすい
例えば、
「映画が好き」
というテーマなら、
最初に、
I love movies.
と決めてしまう。
すると、
どんな映画が好きか。
なぜ好きか。
最近何を見たか。
話す内容が自然に広がります。
最初の一文が軸になるのです。
2. 英語を短くできる
初心者が苦しむ理由は、
いきなり長い話をしようとするから。
例えば、
「昨日の出来事」を全部説明しようとする。
これは難しい。
でも、
Yesterday was busy.
これだけなら言えます。
抽象から始めると、
短い英語でも会話になります。
3. 相手が質問しやすい
例えば、
I love cooking.
と言う。
すると相手は、
What do you cook?
と質問できます。
会話はキャッチボールです。
全部を説明しなくてもいい。
まずテーマだけ伝える。
これが大切です。
英語が伸びる人の話し方のパターン
基本形があります。
①抽象
I like traveling.
②理由
Because I like seeing new places.
③具体例
I visited Kyoto last month.
これだけ。
この3段階で十分です。
仕事でも同じ
ビジネス英語では特に重要です。
例えば、
I think we should change the schedule.
スケジュールを変更すべきだと思います。
これが抽象。
Because the current deadline is too tight.
現在の締め切りが厳しすぎるからです。
これが理由。
For example, the design team needs another week.
例えば、デザインチームにはもう1週間必要です。
これが具体。
非常に分かりやすい。
日常会話でも使える
例えば、
I’m tired today.
今日は疲れています。
Because I slept only four hours.
4時間しか寝ていないからです。
I stayed up late watching a movie.
映画を見て夜更かししました。
これだけで自然な会話になります。
初心者におすすめの練習法
ここから実践です。
ステップ1:まず一文だけ言う
例えば、
I like coffee.
これだけ。
無理に続けない。
ステップ2:「Because」を足す
Because it helps me relax.
これだけ。
ステップ3:具体例を1つ言う
For example, I drink coffee every morning.
完成です。
「抽象→具体」はリスニングにも効く
実は聞く力にも効果があります。
なぜなら、
ネイティブもこの順番で話すことが多いから。
例えば、
Today was terrible.
と聞こえたら、
「嫌な出来事の話だな」
と予測できます。
その後の内容が理解しやすくなります。
英語は予測が重要
リスニングが苦手な人は、
一語一語を追いかけます。
でも上級者は違います。
話の流れを予測しています。
そして、
その予測を助けるのが、
抽象→具体
の流れなのです。
やってはいけないこと
1. 最初から全部説明する
これはかなり大変です。
途中で迷子になります。
2. 長い文を作ろうとする
英語は短くていい。
むしろ短い方が伝わります。
3. 完璧な表現を探す
まずはテーマだけ言う。
これで十分です。
1分でできる練習法
おすすめは独り言です。
例えば、
This book is interesting.
この本は面白い。
Because it teaches me new ideas.
新しい考え方を教えてくれるから。
For example, I learned a new study method.
例えば、新しい勉強法を知りました。
毎日3回。
これだけでも変わります。
英語が伸びる人は「整理して話す」
多くの人は、
英語力=単語力
と思っています。
しかし実際は、
話を整理する力
が非常に大きい。
抽象。
理由。
具体例。
この順番を持つだけで、
話しやすさが一気に変わります。
「抽象→具体」は英語をシンプルにする
初心者ほど、
複雑に話そうとします。
でも伸びる人は違います。
まず一言。
その後に少し説明。
最後に例。
これだけです。
シンプルだから続く。
シンプルだから伝わる。
まとめ
英語が伸びる人は、
「抽象→具体」
で話しています。
まず結論を言う。
理由を言う。
具体例を言う。
この流れです。
この順番を使うだけで、
頭が整理される。
会話が続く。
相手に伝わりやすい。
リスニングもしやすくなる。
たくさんのメリットがあります。
最後に
英語は、
難しい単語を知っている人
より、
分かりやすく話せる人
の方が伸びます。
そして、
分かりやすく話すための最も簡単な方法が、
「抽象→具体」
です。
まず一言でテーマを伝える。
その後で少し説明する。
これを意識するだけで、
英会話は驚くほど楽になります。
今日からぜひ、
「まず結論、あとで具体例」
を意識して話してみてください。
それだけで、英語の組み立て方が大きく変わり始めます。
